IPS細胞は万能細胞壊れた細胞を新しい細胞に変える

「IPS細胞」という言葉を聞いたことがあると思

います。

2012年に京都大学の山中教授が、ノーベル生理

学・医学賞を受賞した研究成果です。

 

専門的な言い方をすれば、「体の細胞の遺伝子

を導入することで、多くの細胞に分化できる、

万能細胞」ということになります。

簡単に言うと、病気などで機能が失われた臓器

などを再生してくれる細胞のことです。

臓器移植

例えば臓器移植などが必要な病気を抱えている

患者さんがいるとします。

現在は、適合する提供者 (ドナー) が現れるのを

長い間待ち、ようやく手術ができたとしても拒

絶反応というリスクに侵されます。しかも莫大

な費用もかかります。

 

一方IPS細胞は、自分の皮膚の細胞などから自己

複製能力を持つ細胞をつくりだします。基本的に

自分の細胞ですからドナーを待つことも拒絶反応

のリスクもありません。

 

 

IPS細胞の臨床応用は加速度的に実用化を目指している

つまり、壊れた臓器を取り除き、新しい臓器をつ

くってくれるということなんです。

現在では研究も進み、自分の細胞でなくても可能

であるということがわかってきました。

 

このことにより時間と費用を大幅に抑えることが

可能になりますの、実用化に大きく前進したこと

になります。

唯一のリスクは「ガン化」する可能性のあること

です。

しかしこのリスクについても研究を重ね、無力化

に向けて改善されています。

難病

現在ま臨床への応用は “難病” と呼ばれる病気に対

する治療法が優先されています。

2014年には「加齢黄斑変性」の患者の網膜に移植

する手術が行われました。

また、重い心臓病やパーキンソン病、脊髄損傷の

患者さんへ対する臨床研究が具体化します。

 

糖尿病についても研究が進められています。

糖尿病になってしまうと、食事制限をしたり、血

糖値を下げるインスリンなどをずっと服用する必

要があり血糖値のコントロールが不可欠で、「完

治できない」病いのひとつが、これも完治できる

ようになります。

 

 

IPS細胞の移植でガンも完治できる

ここ数年「がん」が急増しています。がん治療も

進化していることは朗報です。

しかしながら未だ原因不明であるため、完治させ

ることは困難で、治療目的はあくまで “延命” に限

定されているのが現状です。

 

IPS細胞は、がん治療にも効果的です。

がんの原因を解明するよりも、IPS細胞で完治さ

せる治療法を確立させる方がはるかに現実的で早

いでしょう。

 

実際に動物実験が行われています。ヒトのIPS細

胞から取った「免疫細胞」をガンに犯されたマウ

ス移植することでガンが小さくなったとのことで

す。

ガンは免疫機能が低下した場合に発症します。現

在のガン治療は、手術、放射線、抗がん剤などに

よるものです。

免疫細胞

これらの治療法は間違いなく、さらに免疫機能を

低下させるものですから、再発しやすい状態とな

るわけです。

IPS細胞での治療法は、免疫細胞を移植して活発

な免疫機構をつくるものですから、完治させるこ

とも十分に可能なんです。

 

 

薬漬けの医療から解放IPS細胞で元気な臓器を手に入れる

病気の7割は原因不明です。

したがって、現在の医療は「対症療法」が主体と

なります。

 

対症療法には “薬” が欠かせませんが、薬の作用機

序を見ていくと、健康や老化や美容にとって経年劣

化する恐れのあるものばかりです。

 

しかし目の前にある病気や症状をとりあえず鎮める

ためには薬にたよる以外に方法はありません。生活

習慣病などでは、一生飲み続けなければならない薬

もあります。

薬漬け

こうした “薬漬け” の医療が、IPS細胞の実用化によ

って一変します。

簡単にいってしまえば、壊れた臓器をIPS細胞で再生

してしまうわけです。

「治す」という概念から「取り替える」という考え

方に変わるわけです。

 

抗がん剤などの高額な薬や一生飲み続けなければな

らない慢性疾患の薬が必要なくなるわけです。

今後、高齢化社会を迎える日本では医療費の抑制が

緊急課題となっています。

 

加齢や生活習慣によって壊れた臓器を、IPS細胞で再

生してしまえば、こうした問題も一気に解決するこ

とができます。

それよりも、病気が完治することや、若々しい頃の

元気な臓器に戻ることの方が朗報ですね。

 

 

IPS細胞の再生で弾力とみずみずしさを取り戻します

ここまで、IPS細胞によって健康な身体に再生され

ることについてお話ししてきました。

 

それでは美容についてはどうなんでしょう。

年代別の「美容に関する女性悩み」にもあったよ

うに、 「白髪」「たるみ・ハリのなさ」「しみ・

そばかす」など、これらはすべて細胞の機能が低

下したことが原因で起こります。

「白髪」はメラニン色素が作られにくくなったか

ら。

「たるみ・ハリのなさ」「しみ・そばかす」は、

肌組織の真皮でコラーゲン、ヒアルロン酸、エラ

スチンの分泌量が減ってきたために起こります。

 

これらはすべて、加齢、紫外線、乾燥、活性酸素

によって細胞が劣化したことが原因なんです。

IPS細胞で再生させるようになれば、若い頃のみ

ずみずしい肌を取り戻すことができます。

肌が蘇る

いくら気をつけていても、加齢、紫外線、乾燥、

活性酸素を取り除くことは不可能です。

そのためにさまざまなケアに時間とお金と労力

をつぎ込んできました。

こうしたわずらわしいことがすべていらなくな

るのです。

 

 

IPS細胞のまとめ

現在のところIPS細胞の実用化は十年以上先といわ

れています。

しかしそれは研究が一部の研究者に限られている

からです。

 

IPS細胞は「万能細胞」なんです。さまざまな病気

やその予防、老化防止に応用することができます。

どれだけ素晴らしいものであるかは、ノーベル物理

学賞を受賞したことでも明らかです。

 

日本国内だけでも優秀な科学者は大勢います。そう

した方々がさまざまな分野で研究に参加することで、

加速度的に実用化は早まると考えます。

 

医療、医薬品開発、健康、アンチエイジング、美容な

ど、今後はその生態系がドラスチックに変わることが

容易に予想できます。

壊れたからだ

現在のやり方は “その時” が来るまでの “つなぎ” です。

完璧を望む必要はありません。最低限のケアで十分で

す。

「壊れたものを修理する」から「壊れたら取り替える」

へ考え方を変えていけばいいのです。


 

人間の身体は修理しても、いつかまた壊れます。

修理できないことも少なくありません。

だからこそ「取り替える」という新しい発想を持つこ

で、不安も心配も解消されることと思います。