考え方のベースはお母さん

子育ての悩み

お子さんを育てることは、未知の出来事の連続で

す。

ひとたび問題が起こると、対処の仕方がわからな

いためにパニックに陥ることになります。

 

お母さんは、子供のためにと “しつけ” と称して、

たびたび怒ることをします。

それは子供の将来のために良かれと思ってのこと

です。

 

そこで今回は、いくつかの出来事について、脳科

学の観点からその対処法についてお話ししていき

たいと思います。

テーマは「脳を育てる」ということです。

 

子供は1歳半を過ぎたあたりから言葉を覚え、凄

まじい勢いでさまざまなことを覚えていきます。

そこから、小学校に入学するまでの間に「考え方」

のベースが出来るわけです。

そのベースに大きな影響を及ぼすのが、両親や兄

弟なのですが、お母さんの影響は絶大です。

 

 

脳が大きな影響を受けるのは、母親の言葉

お母さん方の考え方も母親の考え方がベースとな

っていて、家族や兄弟、学校の先生、友だち、同

僚、上司、世間などの影響を受けて進化します。

 

お母さんは子供に正しい道を歩ませたいと思いま

す。

ですから自分の失敗経験をさせないように、世間

の子供と同じようにしようと働きかけます。

そこで浮かび上がるのが、「常識」「比較」

んです。

 

子供は無限の可能性を秘めていますが、これらの

思いが子供の発想を制御してしまっています。

 

まずは常識についてです。

本来 “万人に共通の常識” なんてものは存在しませ

ん。あるのはルールだけです。

 

常識といわれているものの基本は、それまでに生

きてきた経験知識によるものです。

ですから常識ではなくて、「考え方の基準」が正

しいのです。そして考え方の基準は、日々新しい

体験をすることでどんどん進化していきます。

 

しかしベースとなる考え方の基準は、母親によっ

て作られるのです。

日常の出来事のなかで、怒られたり注意された

褒められたりしたことで、脳のなかに刻み込

まれていくのです。

子育ての悩み,怒る

ガミガミ怒ってばかりの場合と、大らかに褒めら

れて育った場合では、大人になってからの考え方

に違いが出ます。

それほどまでに子供の時期の脳の発育に影響があ

るということなんです。

 

 

子育てによって自分自身が教えられている

子供からすれば母親は絶対的存在です。

お母さんの言うことがすべて正しいと認識します。

 

やがて3歳くらいになると、見るもの、聞くもの

すべてに関心を持ち、「なぜ」という疑問を持つ

ようになります。

この段階で大切なことが「子供目線でわかりやす

く説明する」ことなんです。

子育ての悩み,成長

しかし現実には、忙しさ煩わしさうまく説明

できないなどの理由で、放置してしまうことにな

ります。

「子供を育てる」というのは、身体の発育ではな

く、脳を育てることなんです。

 

身体は目に見えることですので、成長を実感でき

ます。

病気やケガなどに注意する必要はありますが、身

体はほっておいても勝手に成長するものです。

大切なのは「脳を育む」ことなんです。

 

ここでの育て方がその後に大きな影響をもたらす

ことになります。

親はどうしても上から目線になりがちです。

間違った方向に向かわないように命令調になり、

脅すような言い方をするときもあります。

 

みなさんに是非知っておいていただきたいのが、

「子供は自分の持ち物」ではないと言うことで

す。

もっと自主性考え方尊重してあげるべきで

す。

 

子供は育ててるばかりではありません。子供か

ら教えられることも沢山あります。

子供とともに、いっしょに成長しているのです。

 

 

「比較」は子供の可能性を摘んでしまう

まずはご自身の「常識」を取り払うことです。

子供の発想可能性を重視してあげてください。

どうみても「無駄」だと思うところに「きっかけ」

は潜んでいます。

 

次に「比較」についてです。

前回もお話ししましたが、脳は「比較」が大好き

なんです。

この「比較」によって、発想力想像力可能性

の芽も摘んでしまうことになるのです。

 

比較によって平均的な子供になってしまうのです。

競争意識は必要ですが、比較はまったく必要あり

ません

何かに劣っていたとしても、必ず何かが優ってい

ます

他人に評価される必要もありません。子供が満足

していればいいのです。

そしてそのことを褒めてあげ続ければいいのです

 

勉強ができなくても、運動ができなくても、絵を

描くことが上手な子がいたとします。

その後、その子供は大人になって有名な画家にな

りました。

絵を描くことが好きだったのです。そのきっかけ

をつくってくれたのは、お母さんが褒めてくれた

そのひと言です

子育ての悩み,絵を描く

お母さんは子供に、やみくもに「勉強しなさい」

といい続けます。

いい学校に行って、いい会社に行くためです。

でも、それが果たして子供にとって幸せなことな

んでしょうか。

 

世の中の9割の人は「好きなことを仕事にしてい

ません」

幸せな人生とは、好きなこと没頭できること

持っていることなんです。